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元々は「小倉そごう」、「セントシティ(小倉駅前アイム)」の苦しすぎる懐事情を見る。

2021年4月1日、小倉駅前アイムは施設名称を「セントシティ」に変更しました。そのため、当サイトでは両者の名前を併記した上でお伝えします(「セントシティ(小倉駅前アイム)」と表示します。)

先日、「実は心霊スポットなんじゃないか」という観点から記事を書いたいわくつき物件、「セントシティ(小倉駅前アイム)」。

今回は、この「セントシティ(小倉駅前アイム)」の現状を、この建物が建てられた当初、「小倉そごう」時代はどうだったのか、そして今はどうなっているのか、という形で書いていこうと思う。

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小倉そごうの歴史

小倉そごうオープン

小倉そごうは、1993年10月10日、北九州の中心地、小倉駅前に開店した。「九州最大級の百貨店」として、九州地方における旗艦店となる予定だったそうだ。しかし、開店までに長い時間がかかったこと、バブル景気と建設時期がかぶってしまい費用がかかりすぎてしまったこと、元の地権者に配慮しすぎた結果店舗構成がめちゃくちゃになってしまったことなどの原因により、開店したは良いものの大赤字。結果、2000年のそごう経営破綻時と同時に閉店してしまった。

小倉そごう閉店後の状況

小倉伊勢丹

小倉そごう閉店後、この建物はめまぐるしく変化を遂げていく。まず閉鎖後、地元百貨店「玉屋」が入居するも、すぐに閉店。続いて、全国チェーンの百貨店、「伊勢丹」が進出するも、こちらもうまくいかず。続いて、同じく北九州生まれの百貨店、「井筒屋」が「井筒屋コレット」という形で出店するが、こちらも2019年にあえなく閉鎖。現在では「小倉駅前アイム」となり、テナントビルとして営業している。先日の記事で、「セントシティ(小倉駅前アイム)はいわくつきの物件」と書いたが、この裏にはこんな事情も絡んでいるのだ。

元「小倉そごう」の現状とは??

小倉そごう

お待たせしました。では、セントシティ(小倉駅前アイム)の中に入っていこう。

小倉駅前アイム 外観

「セントシティ(小倉駅前アイム)」があるのは、その名の通り小倉駅の目の前。駅とはペデストリアンデッキで繋がっており、しかも屋根もあるという豪華仕様。雨の日でもぬれずに行ける、便利な場所にある。訪問した日は休日の昼間であったこともあり、駅前も多くの人でにぎわっていた。新型ウイルスの影響もあるので、以前ほどの人出はないと思われるが、それでも90万人都市の中心地らしいにぎわい具合である。さすがにこのあたり、政令指定都市のメンツがあるのだろう。

しかし、そんな便利な場所にあるにも関わらず、その中までにぎわっているかというと、決してそんなことはない。見よ、このレストラン街の惨状を!!

小倉駅前アイム レストラン街

ああ、見ているだけで気持ち悪い。ズラズラと並ぶ、「I’m」の二文字。これらは全て空き店舗である。「I’m」っていうのも正直見た目が悪い。どんだけ自己主張したいんだ、「おれは、おれは、おれはーーー!!!」って言ってるようなものだぜ、これ。

そして、変な点がもう一つ。「レストラン街のフロア」に、美容関係のお店。これはまだ許容できる。全国的に見ても、このようなフロア構成を取るお店が増えてきているからだ。

しかし、「レストラン街にトレカ専門店」というのは意味が分からない。一目見てすぐにわかる、ドラゴンなのか人間なのかよくわからない謎の生物。そして、レストラン街とは思えないほどド派手な「トレカ専門店」の文字。テナント誘致に困った結果なのだろうが、元百貨店のピカピカの建物にトレカ専門店が入っているだけでも不思議なのに、わざわざそれがレストラン街のフロアに入ってるなんて、、、頭に「?」が10個、いや、100個、は言いすぎたな。とにかく、絶句してしまた。

そして、そごう時代に作られたこの意味不明な滝。これに関しては、

小倉駅前アイム 滝 跡地

見事に撤去されていました。

いや、当たり前っちゃ当たり前。こんな滝がお店の中にある時点でおかしいんだけどね。ただ、滝があったと思われる跡が残っているのが痛々しい・・・。

※「そごう千葉店」には、レストラン街に滝が残っています。こちらは今も流れており、当時の面影をなんとなくではありますが感じることができます。

さて、上の滝が流れる意味不明な写真でもお分かりいただけたと思うが、このお店には「スパイラルエスカレーター」という、円を描くように進んでいく珍しいエスカレーターがある。

日本に36基、世界中にも91基しかないこの貴重なエスカレーターのうち、なんと4基がこの「セントシティ(小倉駅前アイム)」にあるというのだ。これはすごい。ぜひ一度乗ってみよう、としたのだが、

階段を上らないと使えないというこの仕様。

バリアフリーの「バ」の字もねえな、おいおい。

このように、既に様々な矛盾を抱えてしまっているこのセントシティ(小倉駅前アイム)だが、惨状はこれだけに留まらない。

立ち入ることのできないフロアがあったり(しかも2フロア)、

開いている階でもテナントのない場所があったり、

元百貨店とは思えない、ドン・〇ホーテのような段ボールだらけの激安スーパーがあったりと、なかなかカオスな場所だった。しかも監視カメラ付き。治安悪そう。まがりなりにも、ここはやはり北九州なのだ。さすがに成人式が荒れる土地だけのことはある。そう感じる一日だった・・・。

まとめ 道のりは険しい

小倉駅前アイム 外観

いかがだっただろうか。今回は、「元小倉そごうの現状」と称して、小倉駅前にある「セントシティ(小倉駅前アイム)」が今どんな状況になっているのか、について書いてきた。

正直、セントシティ(小倉駅前アイム)の未来は明るいとは言えない。北九州市の人口そのものが減少し続けてきているうえ、この先も人口減少が予測されている。それに加え、この建物のある土地自体に893が絡んでいる、もともと墓地だった場所を再開発したため幽霊が出るなどといったウワサもあり(詳しくは下からどうぞ)、

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この「いわくつきの土地」にある建物を、賑わう場所へと再生していくのは、難しいと思う。でも、それに打ち勝ち、また素晴らしい「都市型ショッピングモール」が出来上がるまで、そのときを楽しみにしていようと思う。場所は良いのだから、あとは車社会への対応が課題だろうか。難しいかじ取りを迫られているとは思うが、ぜひがんばってほしいものだ、そう感じた一日だった。

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