兵庫県宝塚市近畿

宝塚市「アピアさかせがわ」を回ったらその違いに驚かされた件。【逆瀬川-2】

先日の記事で、我々取材班は阪急今津線逆瀬川駅前にある「アピアさかせがわ」に関するレポートを公開し、阪急逆瀬川駅前には「アピア」とつくビルが4つもあるにも関わらず、微妙に経営母体が異なっているということ、そしてかつて西武百貨店・LIVINとして営業していた「アピア1」、及びアピア1と同じ経営母体が運営している「アピア2」に関しての現況をお伝えした。

アピアきた

そして今回のレポートでは、残りの商業施設「アピア3」そして「アピアきた」についてそのレポートをお届けすることとする。なお、先日の記事は下のリンクから見れるので、こちらも一緒に見ることをお勧めする。

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アピア1・2と運営は別でっせ「アピア3」

アピア2,3

阪急逆瀬川駅前「アピア3」は、先日の記事で訪問したアピア2のすぐとなりに位置している。明らかに同じ会社が運営しているとしか思えないこの建物だが、以前の記事でも書いた通り、完全に別の会社により運営がなされている。これは今に始まったことではなく、「宝塚まちづくり会社の破綻原因に関する報告書」を見ても分かる通り、建設当初から別の企業による運営がなされていたようだ。現在では「アピア3」という名前に落ち着いているこちらの施設も、2011年にかつての「アピア3」から「カルチェ・ヌーボ宝塚逆瀬川」という名称に変更し、その7年後の2018年にはその名称を再び「アピア3」に戻すなど、なんだかこちらも迷走気味になっている気がしてならない。

アピア3

そんなアピア3だが、地下階に関してはスーパーや100円ショップ、ジムを中心に多くの店が入居しているものの、地上階に関してはこの有様。アピア1やアピア2と異なり、公団が建設し現在は民間での運営になっていることもあってか、比較的開放的なモールにはなっているものの、駅からここに行くためにはアピア1の横を通り抜けていかなければならないこともあり、なんだかガラーンとした光景が広がっている。

アピア3 エスカレーター

とはいえ、そこはあくまで民間運営による商業施設。エスカレーター1つ取っても緑あふれる美しい雰囲気が広がっており、同じ1989年開業のアピア1やアピア2とは明らかに違う景色が広がっている。公営と民営との差を見せつけられる一面だ。

アピア3 地上階

地上階に至っては日の光を活かした開放的な雰囲気があり、この中で買い物を楽しむことができる。途中で二手に分かれる階段、規則正しく並べられたベンチ、そして適当な具合に装飾された観葉植物に桜(おそらくこれは春に訪問したからついているものだと思われる)。なんだかどこかのイオンモールやららぽーとを彷彿とさせる光景だが、ここは公団が建設した施設である。それにしても、目の前のテレビに映っているのが「競馬解説番組」って・・・。結局この辺の住民が求めているのはそういう番組なんですね、うん。

アピアさかせがわ サンディ

アピアさかせがわ ダイソー

まあ雰囲気と客層ってのは比例しないもんですよね・・・とか思いながら館内を回っていたが、そんなアピア3の地下階には貧乏人ご用達の激安スーパー「サンディ」、そして同じく貧乏人ご用達の100円ショップ「ダイソー」が入居。「アピア1」にはいかりスーパーに光洋だなんて随分それっぽいテナントが入っていて驚いたものだが、この類のテナントもちゃんと入っているあたり、この辺の住民もみんなお金持ちということでは決してないようだ。

アピアさかせがわ リサイクルショップ

それ以外にもリサイクルショップなんかが入っていたりするのだが、こちらもなんだかものすごくビミョーな雰囲気が漂っており、何も言えなくなってしまった。ま、再開発の末路なんてこんなもんなんでしょうね。残念ですが。

コープこうべの住みか「アピカきた」

アピアきた

さて、最後に「アピアきた」に向かうとしよう。この「アピアきた」はもともと逆瀬川市場という地元の市場があった場所を再開発してできた施設となっており、そんな経緯もあってかコープこうべが管理・営業を行う施設になっている。なお、逆瀬川市場時代の写真についてはコチラのサイトに掲載されているため、良ければご覧になっていただきたい。

アピアさかせがわ 逆瀬川を渡る橋

この「アピアきた」だが、他のアピアさかせがわに位置する建物である「アピア1」「アピア2」「アピア3」とは異なり、駅の由来にもなっている逆瀬川の北側に位置しており、他の3施設と同時に回るには明らかに分が悪い。もともと市場があった場所を再開発して作ったところなので仕方ないといえば仕方ないのだが、これを「アピア」の1つに入れるのはさすがに違和感がある。

アピアきた

そんなアピアきただが、3階建ての建物(本当は4階にホールがあるが、こちらには立ち入ることができない)の大半はコープが占めており、一部個人店も入居しているものの、市場時代と比べてもその数はお世辞にも多いとは言えない。その個人店も「白洋舎」に「くもん」なんて入ってるあたり、おそらくかなりの数は廃業してしまったのだろう。苦しいんでしょうね・・・。

アピアきた コープ

そのアピアきた内のコープだが、みんなの知っているいつものあの光景が広がっていた。どれだけ周りが変わろうとも、ここだけは変えない!!守り続ける!!という、生活協同組合ことコープの強い意志を感じた、そんな取材班でした。

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