阪急宝塚線・池田駅すぐの場所に立地。駅から北側(山の手側)に向かって伸びており、駅に近い側が「サカエマチ1番街」、その奥に「サカエマチ2番街」が立地している。正式名称は「池田栄町商店街」で、2003年放送の連続テレビ小説「てるてる家族」の舞台としても知られている。また運営は1番街・2番街ともに「池田栄町商店街振興組合」によって行われており、両者一体となった運営が行われているのも大きな特徴となっている。
サカエマチ1番街
阪急池田駅目の前に立地。北摂らしいしゃれた雰囲気が漂う場所となっており、池田市商店会連合会公式サイトにも
ここ、サカエマチ1番街には、特にファッショナブルなお店が多く池田マダムのショッピングの場となっています。
との記載がされている。「ファッショナブル」なんて、久々に聞きました(笑)
商店街内も雰囲気に沿うようにオシャレなお店が立ち並ぶ。大阪市内の商店街と比べても明らかに異質な空間で、なんだか遠い遠い場所へと移り住んでしまったような不思議な気分に陥る。全国数多い商店街だが、ここまで凝った商店街もなかなかに珍しい。ここ以外だと、阪急芦屋川駅前にある「芦屋山手サンモール商店街」くらいしか思いつかない。
生活必需品を扱う店舗はそれなりにあるものの、後述するサカエマチ2番街を含め、スーパーが一切ないのが大きな特徴となっている。駅の反対側に「ダイエー」や「阪急オアシス」などが並ぶ格好となっており、その関係もあってか、他のアーケード商店街にありがちな「アーケード内を突っ切る自転車」がほとんど見られなかった。さすがに富裕層の多いエリア、このあたりの治安も相当良いのかもしれないですね。
サカエマチ2番街
サカエマチ1番街に接続する形で南北に伸びている商店街。1番街と比べ、全体的に高級感も落ち着いており「ザ・現代の商店街」といったところ。1番街に比べると残念ながら空き店舗も多くなっている。商店街南側にはNTTのロゴが付されたビルがあるが、現在こちらのビルはNTTの拠点としては使用されておらず、店舗兼住宅のような形で使われているようだ。
全体的な雰囲気も1番街とはやや異なっており、雰囲気としては普通の商店街といった印象。昔ながらの看板も多く、歴史の長さを感じさせる。かつては「フリマパレット いらっしゃ~い館」という地元のまちづくり会社「いけだサンシー株式会社」が運営するフリマショップがあったようだが、まちづくり会社そのものが2020年に解散、現在は跡形も無くなっている。
1番街同様、スーパーの出店はなし。ただし1番街と異なりコンビニが出店しており、このあたりはなかなかに便利そうだ。
しかしこのロゴのオシャレなことオシャレなこと。雰囲気が素晴らしい場所だけに、街が変わってもこの雰囲気だけは崩してほしくない、そう強く願っています。