近畿兵庫県神戸市

レバンテ垂水 商業施設、区役所、住宅・・・内容てんこ盛り再開発施設群

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垂水駅前の再開発といえば、駅の西側に位置する再開発ビル「ウエステ垂水」が代表的だろう。JR・山陽電車の垂水駅を出た目の前にそびえ立つこの施設の存在感には嫌でも目を奪われるに違いない。

ウエステ垂水 震災復興再開発・・・? 謎に包まれた再開発ビルの素顔とは
神戸市垂水区の中心・JR/山陽垂水駅。神戸市内でも有数の乗降があることで知られるこの垂水駅の周辺では、現在も大規模な再開発が行われており、2025年には「垂水中央東地区第一種市街地...

レバンテ垂水

そんな垂水駅の周辺には、ウエステ垂水以外にも「レバンテ垂水」なる商業施設が駅の東側に鎮座しており、先述したウエステ垂水に比べるとやや集客面では劣るものの、現在も多くの人で賑わいを見せているという。今回は、そんな垂水駅の東側にある複合商業施設「レバンテ垂水」について、その様子を見ていくとする。

垂水駅東地区再開発「レバンテ垂水」

レバンテ垂水

レバンテ垂水は、JR/山陽電車垂水駅の東側に位置する商業施設。神戸市主導の再開発「垂水駅東第1地区再開発事業」「垂水駅東第2地区再開発事業」によって2000(平成12)年に全面開業した。なお再開発そのものは1980年代前半に始まっており、震災を挟むものの足掛け20年近い再開発事業となった。

レバンテ垂水

レバンテ垂水

(上2枚は神戸市資料より抜粋)

ウエステ垂水の記事でも述べたが、現在再開発ビルのあるエリアには元々住宅や商店が密集しており、老朽化が進んでいたことや耐震性への問題があったことが現在の状況へと結びついている。

レバンテ垂水

なお西館と東館が隣接し、実質的に一体化しているウエステ垂水とは異なり、このレバンテ垂水に関しては「1番館」「2番館」「3番館」の建物が全く別の建物として建設されている。役割に関しても「1番館・・・商業+住宅」「2番館・・・行政施設+住宅」「3番館・・・住宅」と分かれており、分担がなされている模様だ。

ちなみに先ほどの神戸市の資料で分かるかもしれませんが、なぜか1番館が一番最後に完成しているんですよね・・・(笑) 何でこういう番号の付け方をしたのか、ヨクワカリマセン。

レバンテ垂水のいろいろありすぎる中身とは

目立たない商業施設(苦笑)+住宅 1番館

レバンテ垂水の概要や歴史について軽く触れたところで、その中身へと移っていこう。先述したように、レバンテ垂水は1番館・2番館・3番館の3つに建物が分散されており、それぞれ中身が異なっている。

レバンテ垂水

ということでまずは1番館から。1番館は2番館や3番館と比べるとやや遅めの2000(平成12)年の開業。第2地区というその名前の通りといえばその通りなのだが、そのせいなのかおかげなのか、レバンテ垂水内では唯一の震災復興関連事業の適用を受けた施設となっている。

レバンテ垂水

・・・のっけからパチンコスロットの文字が並びまくっていますが、一旦見なかったことにしておきましょう。ちなみにスロット店に関しては訪問時(2022年3月)の時点で閉店していました。

レバンテ垂水

レバンテ垂水

2022年3月訪問時点でのテナント構成は上のような状態(最新のテナントはコチラ)。核テナントとして「コープこうべ」が入居しているほか、種々の小型店が入っているという構成。核テナントであるコープを除くと全体的に小粒のお店が多い印象で、チェーン店も少なめ。近年では珍しいテナントの並びだ。

レバンテ垂水

レバンテ垂水

まずは核テナントであるコープから。食品のみの品揃えにはなるものの、全体的に充実。お客さんも多く、過ごしていて非常に良い場所でした。しかし高齢者ばかりだな・・・。

レバンテ垂水

続いては小規模な店舗が並ぶ1階へ。まるで百貨店かと見まがうような高級感のある店内だが、もちろんここはただの再開発ビル。中に入居する個人店もどこも暇そうなのが本当に寂しそうだ。

レバンテ垂水

館内にはラウンドアバウトのような中央の空間もあり、館内を移動する場合は必ず通る必要があるのだが、お客さんこそ多いものの買い物している様子の人があまり見られず、全体的にモヤモヤする光景が広がっていた。建物だけを綺麗にしても・・・という典型例なのかもしれない。

レバンテ垂水

レバンテ垂水

商業部分最上階となる2階へ。2階には一部のみレストランがあるものの、全体的には医療関係の店舗が多め。一部エリアでは「クリニックモール」なる医療施設が併設されている。まあ再開発ビルにはよくある光景ではありますけどね(笑)

レバンテ垂水

全体的に「あまりと特徴のない、普通の再開発ビル」という言葉がよく似合うこのレバンテ垂水。しかしそんなレバンテ垂水の東側入口にはこんな綺麗なステンドグラスが設置されていた。垂水という街の中におもむろに設置されたステンドグラス。うまく活用すればもっともっと面白い場所になると思うんですが、厳しいんでしょうか。マリンピア神戸も無くなるしね。

お役所機能並べておきました 2番館

レバンテ垂水

1番館を抜け、続いては2番館へと向かう。先述した通り、2番館や3番館は1番館と比べて早い時期の建築となっており、どちらも1990年頃の完成となっている。

レバンテ垂水

2番館と3番館のフロアガイドは上の通り。2番館・3番館ともに商業店舗が多少入居しているものの、2番館は垂水区の公共施設がメイン、3番館はほとんどが住宅となっている。

レバンテ垂水

レバンテ垂水

2番館の商業店舗は上の通り、ほとんどの店舗が駅前のロータリーに面している。とはいえ、駅前にもう一つ別のロータリーがあり、こちらは駅から離れた部分にあるためか通行量はそれほど多くない。駅からも完全に逆側になってしまっているし、それなりに人がいるとはいえ少々ビミョーな扱いになってしまっているのは否めない。

レバンテ垂水

なおやはりこのレバンテ垂水2番館は公共施設がメインとなっているようで、1階から4階の4フロアにわたり巨大な市役所・文化センター・図書館などなど実に様々な施設が整備されている。神戸市の市役所関連施設はなぜかこの手の施設が多い気がするのですが、さすがに気のせいか。まあ何はともあれ、駅前にこの手の施設があるのは便利ですよね。

ほぼほぼ住宅 3番館

レバンテ垂水

最後は3番館。こちらは一部商業系店舗もあるものの、ほとんどが住宅として整備されている。しかし路上駐車多いな(笑)

レバンテ垂水

なお当の商業系店舗は一部を除いて閉鎖されていた。三方を2番館に囲まれているような場所だし、外からも明らかに目立ちにくい存在になってしまっているし、商業と住宅を両立させるのは簡単ではなさそうですね。

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