※2023年~2024年にかけて行われたリニューアルよりも前の写真となります。予めご了承下さい。
イオンノア店
1989年、「扇屋ジャスコノア店」として開業。その後扇屋→ジャスコ→イオン(現在)の順に推移し、今は「イオンノア店」として営業を行っている。
住所:千葉県野田市中根36-1
アクセス:東武野田線「野田市」駅より徒歩15分ほど
1989年というバブル期の開業が関係してか、敷地内随所に味のある景色が残っている。さすがに開業から35年以上が経過していることもあり、老朽化は隠せないようだ。良くも悪くも最近のイオンには無い雰囲気が広がっており、見ていて面白い。
館内へと駒を進める。こちらも最近のイオンにはない夢のある設計。巨大モールが増えた今、決して広いとはいえない館内ではあるものの、多くの人々で賑わいを見せていた。後述する「もりのゆうえんち」があるからなのだろうか、小さい子供を連れた家族連れが他と比べても明らかに多い。
館内のフロアガイドは後述する「もりのゆうえんち」と一体の構成。空きの目立つフロアガイドもちょこちょこと見られており、看板の老朽化もあいまってなかなかに悲しい姿を映し出す。レストランアベニューの下に書かれた「SINCE 1989」という文字が歴史の長さを感じる瞬間だ。
2スクリーンと規模は小さいものの、館内には映画館も用意されている。今では唯一となった「スペースシネマ」ブランドの映画館「イオンスペースシネマ」が出店している。ワーナーマイカルを前身とする「イオンシネマ」とは明らかに雰囲気が異なっており、少し入るのに躊躇しそう(笑)
いろいろと雰囲気の良い点はあるものの、メンテナンス含め老朽化が進んでいるのは紛れもない事実。最近リニューアルが行われたようだが、建物自体も35年以上経過しているし、そろそろ厳しいかもしれないな・・・と感じてしまう一幕でした。
もりのゆうえんち
イオンノア店には「もりのゆうえんち」という遊園地が併設されている。こちらも1989年の開業で、横浜コスモワールドの観覧車「コスモクロック21」や大阪の「天保山大観覧車」を建設したレジャー企業「泉陽興業」により運営が行われている。
イオンノア店ともりのゆうえんちは地下道を通じて直結している。とはいえ、こちらもなかなかにメンテナンス状況がよろしくない。アスファルトは剥がれているし、階段はガタガタ、エスカレーターは一部停止中。とても遊園地に繋がる通路とは思えない。
なかなかに不安を感じる連絡通路だったが、園内は打って変わり非常に綺麗な景色が広がっていた。週末の訪問ということもあり、子どもたちで大賑わい。ただし、絶叫系アトラクションがないからか、年齢層には大きな偏りがあった。この美しさを連絡通路にも広げてください(苦笑)
なお、もりのゆうえんち内には遊園地以外に「お車の映画館」が整備されており、今は閉鎖されているものの、かつてはイオン内の映画館「イオンスペースシネマ」によるドライブインシアターが運営されていた。元々は2007年をもって営業終了していたが、コロナ禍の2021年に「距離が取れる」というメリットを活かして復活、現在は再度閉鎖されている模様だ。今や設備としても貴重な存在となっただけに、うまく活かしてほしいなと願うばかりなんですが・・・。