住所:茨城県取手市新町1-9-1
アクセス:JR常磐線・関東鉄道常総線「取手」駅西口すぐ
1985年、「取手とうきゅう」として開業。取手駅西口に誕生した8階建てのビルを一括で借り上げる形で営業しており、食料品・衣料品・飲食店など、いわゆる百貨店とショッピングセンターの中間に近い形態として営業を続けていた。2010年に取手とうきゅうは閉店し、2012年に「リボンとりで」として再出発、現在に至る。
なお、開業当初の愛称は「リボ~ンとりで」となっており、英語で「再出発」を意味する「reborn」に由来するようだが、今ではその愛称はどこへやら・・・といった様相だ。
2023年訪問時のテナントはこんな感じ。リボンとりで開業当初は「ABCマート」や「ニトリデコホーム」「宮脇書店」といったテナントが出店していたようだが、核テナントが次々と撤退、今では西友とダイソーが目立つぐらいで、6~8階は閉鎖中。いろいろと厳しい情勢に置かれているのは間違いない。
では営業中のフロアはどうかというと、これまた空きテナントが目立つ厳しい状況。照明が切られているのもあって陰鬱な雰囲気がそこかしこに漂ってしまっている。
こんな状況もあってか、休日の日中であるというのにも関わらず人の姿はまばら。取手とうきゅう閉店の理由は「つくばエクスプレス開業に伴う客数の減少」も大きな理由の1つとなっているようだが、根本的な問題は今も昔も変わらない。市役所の窓口が空きテナントの多い再開発ビルに入るのももはや定番といったところかもしれない。
現在、取手駅西口では再開発事業が進行中。30階建てのタワーマンションや商業施設が建設される予定となっている。商業施設のライバルが増えるのが気がかりだが、大幅な住民の増加が見込まれる数少ない機会だけに、今後の状況が気がかりで仕方がない。