このたび、まだ20代の若造ながら特典航空券を使用してJAL国際線ファーストクラスに乗ってきてしまいましたので、こちらの記事にて搭乗記を書かせていただきます。正直、20代の人間が乗るような場所ではない違和感のある場所でしたが、空の上に色がる素晴らしい空間を体験できました!
マイルで乗るならシドニーが圧倒的にお得
今回はJALのマイルを使用し、特典航空券を発券の上搭乗してきました。基本的にJALのファーストクラスは欧米路線での設定が主となっているのですが、時期によってそれ以外の路線においても設定がされていることがあり、2024年現在では
・バンコク
・シンガポール
・ホノルル
・シドニー
といった路線にも設定されていることがあります。
そしてこの特典航空券、当たり前ですが目的地が遠くなればなるほどマイル数も増えるのが一般的です。必要マイル数を表にしてみると、以下のようになります(なお、JAL国際線ファーストクラスでは日付によって必要マイル数が変動するシステムを採用しており、ロー→レギュラー→ハイの順に必要マイル数が増えていきます)。
路線 | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン | 飛行時間 |
アメリカ | 70,000 | 85,000 | 100,000 | 11-14時間 |
ヨーロッパ※ | 80,000 | 95,000 | 110,000 | 12-15時間 |
ハワイ | 50,000 | 60,000 | 70,000 | 7-8時間 |
東南アジア(マニラ以外) | 50,000 | 57,500 | 65,000 | 6-7時間 |
オセアニア | 50,000 | 57,500 | 65,000 | 約10時間 |
※ヨーロッパはロシア路線のみマイル数に違いあり。2024年現在、ロシアへの直行便はないため対象から除外。
ここで注目してほしいのが、「必要マイル数」と「飛行時間」の関係。なんとオセアニア路線は、東南アジア路線と同じマイルで飛べてしまうのです!しかも、それでいて飛行時間は東南アジア路線よりもずっと長い!
どうせファーストクラスに乗るくらいなら、1秒でも長く乗っていたいですよね?オセアニア路線は、「少ないマイルで長くファーストクラスに乗りたい!」という欲望をかなえるにはうってつけなのです!
そして、JALを使うメリットは何といっても「片道発券が可能」だということ。ANAは必ず往復で発券する必要があるので、JALであればとりあえず一旦必要マイルを貯めればファーストクラスに乗れるわけです(笑)
JAL国際線ファーストクラス搭乗記 東京/羽田→シドニー
ここからは、実際に羽田からシドニーまでファーストクラスに搭乗した記録をお見せします。
チェックイン ファーストクラス専用エリアあり!
まずはチェックインから。ファーストクラスはこのFカウンターにあるレーンにてチェックインを行う・・・
かと思いきや、羽田空港に設置されたファーストクラス利用者専用の入口からチェックインすることができます!
中はまさに「旅立ちの空間」そのもの。いかにも日本の航空会社らしい和を基調とした空間の中で、座った状態のままチェックインをすることができます。
なお、チェックイン後はそのまま専用の手荷物検査場へ。こちらは写真撮影禁止となっていましたが、こちらも日本の航空会社らしい空間が広がっていました。
手荷物にはファーストクラス利用者であることを示す「F」のマークを装着。明らかに不釣り合い(笑)
出国審査後はラウンジへ直行・・・ではなく、制限エリア内にあるユニクロへ。このユニクロは免税対象店舗となっており、日本人であっても免税で買い物ができます!商品の種類は少なめですが、一度訪れてみる価値ありかと!
ラウンジ
今回はJALご自慢のファーストクラスラウンジを利用したほか、キャセイパシフィック航空のラウンジも利用してきましたので、双方について解説していきます。
キャセイパシフィックラウンジも利用可能!
「JALに乗るのに、なぜキャセイのラウンジ?」そう思われた方もいるかもしれません。なぜ今回キャセイパシフィック航空のラウンジに行ったのか。それは・・・
美味しい麺が食べられるから!!!キャセイラウンジの良い点といえば、何と言ってもこのヌードルバーで作られる美味しい麺類の数々。全世界で香港とこの羽田にしかないというヌードルバーで食べるこの担々麺が美味しくて美味しくて・・・ キャセイに乗らないのに来てしまいました(笑)
なお、それ以外は意外に充実度低め。シャワールームも設置なし。ファーストクラスに乗るのであれば、ヌードルバーが食べたいという理由がない限りわざわざキャセイラウンジに入る必要はないかもしれません。
JALはもちろんファーストクラスラウンジ利用可能
キャセイラウンジで麺を堪能したところで、いよいよ本丸であるJALラウンジへ。もちろんファーストクラスラウンジを利用することが可能です。入口にてチケットを提示したところ、「ファーストクラスへのご搭乗、ありがとうございます」と言われてしまいました。丁寧で非常に良いですね。
まずはメインとなる4階から。さすがファーストクラスのラウンジというだけあり、ものすごい充実度。落ち着いた空間はいかにも「大人の空間」といったところで、若い衆が入る場所ではないぞ、という言葉を暗黙のうちに聞いている気分になります(笑)
JALファーストクラスラウンジの名物といえば、何と言ってもこの「寿司」。訪問時は残念ながら寿司屋を模したエリアが閉鎖されていましたが、それでもダイニングエリアに板前さんが常駐し、注文を受けると同時に次々と寿司を握っていました。すごい光景です。
そして忘れてはいけないのが「カレー」。このJAL特製ビーフカレーの奥深さには他のどのカレーも勝てない。なぜこれを全世界に広げてくれないのか、と首をかしげたくなるほど圧倒的に美味しいカレーです。現在はネット通販でも入手できるようになりましたので、気になる方は一度入手してみても良いかもしれません。
5階へと上がっていきましょう。5階にはマッサージチェアが設置されたエリアがあるほか、バーカウンターも設置されており自由に飲み物を頂くことができます。
バーカウンターで注目なのが、何といってもこの「山崎12年」。今やノンエイジですら手に入れることの難しくなったこの山崎ですが、JALファーストクラスラウンジではなんと「山崎12年」を頂けます!しかもなんとなんと飲み放題!本当はもっとたくさん飲みたかったのですが、機内での飲酒を楽しむためここはほどほどで済ませておきます・・・(泣)
搭乗!!
いよいよ搭乗です!ファーストクラスは左側の専用通路に入ります!ファーストクラスだけに許された特別な空間・・・かと思いきや、間違えて入ってきてしまった方も数名いました(笑)