※それぞれの施設(一部除く)について、今後個別で記事を記載していく予定です。作成・公開次第記事へのリンクを作成しますので、ブックマークに追加して頂き気長にお待ちいただければと思います(笑)
沖縄へ旅行といえば、よく言われるのが「沖縄はレンタカーが必須」という言葉。公共交通機関はといえば、鉄道(というかモノレール)が那覇の中心部とその周辺を走っている程度で、それ以外の広大な沖縄本島の大半はバス頼りという、なかなかに心細い状況が広がっている。同じ日本とはいえ、知らない街でバスを使うことに不安な人は多いかもしれない。
では、仮にレンタカーなしで沖縄を散策した場合、いったいどのような形での旅行が楽しめるのだろうか。今回、我々取材班はレンタカーなし2泊3日沖縄旅行を敢行し、沖縄を存分に楽しんできた(?)ので、その一部始終を実況中継方式でお送りする。なお、取材班は商店街やショッピングセンターが大好きな人間なので、その点には注意してもらいたい。
大まかな旅行日程
日にち:2023年12月11日(月)~2023年12月13日(水)
使用した交通機関等:ゆいレール 2日間(48時間)フリーきっぷ 1,400円、バス(都度払い)
<1日目>
8:00 成田空港発、ピーチ501便で那覇空港へ
11:40 那覇空港到着。那覇オーパ(カフーナ旭橋)訪問
14:00 ホテルに荷物を預け、サンエー浦添西海岸PARCO CITY訪問(昼食)
17:00 国際通り(東側)、牧志市場周辺の商店街を散策
19:00 国際通りにて夕食、ゆいレール延伸区間(首里~てだこ浦西)乗車
21:00 宿泊場所に帰着
<2日目>
9:00 ホテルで朝食後、宿出発。首里城を訪問
11:00 首里城近くのバス停より、イオンモール沖縄ライカムにバス移動(昼食)
14:00 徒歩移動で「日本初のショッピングセンター」と呼び声高い、プラザハウスショッピングセンターを散策
17:00 バスで国際通りに移動、国際通り(西側)区間を散策
20:00 ホテル帰着、ホテル付近で夕食
<3日目>
9:00 ホテルで朝食、那覇空港へ移動
11:00 飛行機で沖縄出発
2泊3日と書いたが、実際に行動できるのは1.5日程度がせいぜい。食事回数も少なく、沖縄料理をふんだんに堪能できる時間はなかったため、今回取材班は「アルモントホテル那覇おもろまち」に宿泊、沖縄料理を美味しくかつ効率的に頂ける朝食ビュッフェを利用した。
ここからは、3日間の日程について、日にちごとに一つずつ詳細に見ていくこととする。
1日目
成田8:00発の飛行機に乗り、11:40に那覇空港へ到着。アーリーチェックインプランを予約したとはいえまだチェックインには時間があるので、まずはゆいレールに乗車、旭橋駅へと向かう。旭橋駅にて「那覇オーパ」の様子を観察。お店の撤退が相次いでいることで話題のこの那覇オーパだが、その様子は改善されていない模様。フロアを丸々閉鎖しオフィス転換するというなかなか豪快なことをやってはいるものの、それによる効果は大きくないようだ。
訪問後はホテル最寄りの「おもろまち」駅に移動し、ホテルに荷物を預ける。その後、駅から直通のバスに乗り、「サンエー浦添西海岸 PARCO CITY」へと向かう。多種多様な店舗が並ぶこの施設は、パルコ色こそ薄いもののショッピングセンターとしてはなかなかのクオリティ。多くの外国人観光客が買い物を楽しんでおり、海外の方々にもある程度の知名度を誇っているのが意外だった。昼食は沖縄名物「A&W」を堪能。ルートビア、最高に美味い。
サンエー浦添西海岸 PARCO CITY
(沖縄県浦添市)米軍基地返還開発事業の一環で2019年開業。全体的に少し高級なSCという印象で、あまりパルコ色は無い。海に近いのが特徴で、屋上展望台からの景色は最高。海と米軍基地に挟まれた立地ではあるが、多くの人が来店しており、集客力の高さを感じられた。 pic.twitter.com/PDPX9Q6MM0
— らっち/こべかつ!【商業/再開発/商店街】 (@kobekatsu_info) January 8, 2024
サンエーからは国際通り方面に行くバスに乗車。途中、ゆいレールにも乗車し、安里駅から国際通りの東側を散策。複雑に入り組む牧志周辺のアーケード商店街も散策したのち、ついでにゆいレールの延伸区間に乗車、ホテルに戻って終了となった。なお、夕食にはこれまた沖縄名物「ソーキそば」を頂きました。
2日目~3日目
2日目はホテルで朝食をとったのち、沖縄では定番中の定番観光地「首里城」を訪れた。こちらはやはり観光客や修学旅行生と思われる制服姿の学生、インバウンドの外国人客で大いににぎわっていた。首里城はレンタカーなしでも比較的容易に訪問可能(ゆいレール首里駅が最寄り)ではあるが、実際は車での訪問が大多数を占めていた。そりゃそうか。
ゆいレール乗車後は、近くのバス停に移動し、観光客にも人気の商業施設「イオンモール沖縄ライカム」に移動。しかし、予定していたバスが30分近く遅延してしまい、バス停にてかなりの時間待たされた。途中でゲリラ豪雨にも見舞われ、結果服がビショビショに。先が思いやられるなあ。
イオンモール沖縄ライカム
(沖縄県沖縄市)米軍基地返還開発事業の一環で2015年開業。館内は非常に広く1日中過ごせるほど。沖縄の雰囲気も色濃く、過ごしていて楽しい場所だが、全体的に地元客をターゲットとしたお店が多くを占めている。あくまでイオンということを頭に入れて買い物を楽しみたい。 pic.twitter.com/aSLKnWTv7s
— らっち/こべかつ!【商業/再開発/商店街】 (@kobekatsu_info) January 8, 2024
思いのほかイオンで時間を消費してしまい、急いで昼ご飯をかきこむ。昼ご飯は、イオンから歩いて数分のところにある「キングタコス」さんにてタコライスをぱくぱく。これまでタコライスを何となく苦手にしてきた我々取材班だが、このお店のタコライスはご飯と肉、チーズ、そして野菜の組み合わせが本当に噛み合っており、今回の旅行の食事の中でも一番美味しいといえる存在だった。最高でーす!!
お昼を満喫後は、同じく歩いて数分の場所にある「プラザハウスショッピングセンター」を訪問。1954年にアメリカ軍関係者専用の商業施設として開業したのが始まりで、その歴史的経緯からアメリカっぽい雰囲気が前面に押し出されているのが特徴。既に開業から70年が経過しており、名実ともに「日本最古のショッピングセンター」といえるだろう。
アメリカンな雰囲気に触れた後は、施設の目の前から出発するバスに乗車し、国際通り方面へ。この区間はバスの本数も多く、気軽に利用できるのが本当にうれしい。のんびりとお土産のお買い物を楽しみました。
旧沖縄三越跡地
(那覇市 国際通り沿い)1957年に「大越百貨店」という地元の百貨店として開業し、1970年に三越と改称。現在は別の地元百貨店「リウボウ」の傘下となり、居酒屋等が並ぶ観光客向けの夜の街となった。三越時代とは打って変わり、治安のよろしくない場所へと変化してしまいました😢 pic.twitter.com/D1D4lQNFQM
— らっち/こべかつ!【商業/再開発/商店街】 (@kobekatsu_info) December 12, 2023
最終日はホテルで朝食だけ食べてすぐに空港へ。実質1.5日で観光したような感じになってしまってますね(笑)
まとめ レンタカーなしでも観光可能だが、主要な観光スポットに行くならやはりレンタカーは欲しい
今回は、「沖縄をレンタカーなしで観光することは可能なのか」という問題について、自身のレンタカーなし旅行経験をもとにガチで検証してみた。まず結論から言うと、
- レンタカーなしでも観光そのものは可能
- とはいえ、相当大変なのは事実
- レンタカーがあるに越したことはない!!
といったところか。もちろん主要な観光地を結ぶバスは運行してはいるのだが、いかんせんどれも本数がそれほど多くなく、かつ渋滞も激しいため(これはレンタカーも変わらないが)定時通りに来ない(経験あり)こともしばしば。レンタカーなしの場合、どうしても非効率な移動になってしまうことは間違いないだろう。たとえレンタカーを借りないという選択をするにしても、タイムズカーやEARTHCARのようなカーシェアサービスを使うことを強くおすすめします。