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S Wi-Fi for Bizってどうなの? 実際に乗車して検証しました

東海道・山陽新幹線で使用されているN700系では、「Shinkansen_free_Wi-Fi」なる無料の無線LANサービスが整備されており、新幹線を利用する人は誰でも自由に使えることが出来ている。東海道・山陽新幹線に乗ったことがある人ならば一度は目にしたことがあるだろう。しかし一度使ったことがある人は分かると思うが、このフリーWi-Fi、

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遅い。絶望的に遅い。

携帯の4G回線のほうが早いのは当たり前、混雑時にはまともにWebサイトも見ることができない。しかもそのうえ、まさかの1回30分制限。何度でも使えるとはいえ、30分ごとにログインページが表示されることに嫌な気分を覚えた人も多いのではなかろうか。

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ところが先日、東海道・山陽新幹線の最新型車両「N700S」に乗車した際、一部の車両に「S Wi-Fi for Biz」なる新しいWi-Fiが整備されているのを取材班は確認した。今回は、この新幹線における新しいフリーWi-Fiについて、その概要と実際に取材班で使ってみた感想について書いていこうと思う。

S Wi-Fi for Bizとは

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S Wi-Fi for Bizは、東海道・山陽新幹線のN700S車両の7号車・8号車全車両ではありません)にて2021年10月から開始されたフリーWi-Fiサービスだ。従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」の約2倍の通信容量を備えているのが特徴で、領事館の制限などもなし。また、「Biz」と名前についていることから分かる通り、ビジネスでの利用も考慮してか、従来のWi-Fiとは異なり利用にはパスワードが必要となっている。一部の車両にしか設置されていないのが難点だが、容量が多い・利用時間がない・セキュリティが向上しているといった点で非常に便利な存在だといえる。

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画像はJR東海公式サイトより抜粋

なお、このフリーWi-Fiの導入に際し、JR東海ではビジネスパーソン向け車両「S Work車両」を設定した。S Wi-Fi for Bizが導入されたのぞみ号(ひかり号・こだま号は除く)において、7号車をビジネスパーソン向け車両として設定している。

※のぞみ号の8号車・ひかり号・こだま号では通常の予約でS Wi-Fi for Bizを利用できます。ただし、S Wi-Fi for Bizの利用には7号車・8号車を予約しなければならない点に要注意。

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この車両においては、先述した快適に使えるインターネットサービスを提供するほか、東海道区間のみにはなるがは様々なビジネスサポートツールを無料提供。それに加え、有料にはなるもののモバイルバッテリーの貸し出しサービスも行うとのこと。まさに至れり尽くせり。新幹線の中で仕事をするには快適すぎるともいえる環境が揃っている。

なお、このS work車両はJR東海の会員向け予約「スマートEX」および「EXPRESS予約」のみで利用可能。窓口に行ってもチケットは買えないので要注意。

S Wi-Fi for Bizの実力を実際に乗車して検証

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S Wi-Fi for Biz及びその導入にあたって新しく用意されるサービスについて書いたところで、実際の検証へと移っていこう。今回乗車するのは新大阪11:54発の「こだま724号」。先ほども書いた通り、のぞみ号の8号車・ひかり号・こだま号に関しては通常の予約でS Wi-Fi for Bizを利用できる環境が整っており、今回乗るこの列車もそれにあたる。

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なお、今回当取材班はこの列車の利用にあたり「ぷらっとこだま」という商品を利用した。新幹線のこだま号を安く利用できる商品で、グリーン車も少ない追加料金で利用することが可能。さらにドリンク引換券が1枚つくなど、時間こそかかるもののなかなか便利な商品である。時間に余裕があるならおすすめだ。

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※7号車・・・乗車率50%ほど、8号車・・・乗車率20%ほど で測定した結果です。

さて、気になるS Wi-Fi for Bizの測定結果だが、上の画像のような結果になった。最低でも10Mpbs程度の速度が安定して出ており、動画もほぼ止まることなく快適に視聴可能。正直、以前の「Shinkansen free Wi-Fi」が使うに値しないレベルのものだったため、それが2倍の容量になったところで・・・と考えていたが、想像以上に通信スピードが速く、正直これには驚かされた。S work車両の解説に「Web会議も利用可!」と書かれていたが、その本領発揮といったところか。ただ空いている車内での結果だったため、繁忙期にはスピードは落ちると考えて良いだろう。この点はご了承願いたい。

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なお余談だが、S Wi-Fi for Bizが導入されている車両においても、以前から提供されている「Shinkansen_free_Wi-Fi」を使用することができる。あまり使うメリットはないかもしれないが、前者が繋がらないときなど、うまく使い分けることをおすすめする。

まとめ 大混雑でなければ使えるかも 今後に期待

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新幹線の新しいフリーWi-Fiサービスとして注目を集めている、「S Wi-Fi for Biz」。N700S車両のみに導入と、まだ数は少ないものの、その利便性から着実に知名度を伸ばしてきているのもまた事実。JR東海の公式サイトにも「N700S運行予定」というページがあり、狙って乗ることもできるため、気になった方はぜひ一度そのスピードを体験してみるのはいかがだろうか。

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