近畿大阪府大阪市

淀屋橋駅と北浜駅は地下道で繋がっている件【徒歩10分ほどで行けます】

※本ページにはプロモーションが含まれております。

大阪市は日本でも有数の「地下が充実している街」として有名だが、地下道を使って別の駅同士を移動しようとするとその選択肢は意外と少なく、梅田エリアの駅同士を結ぶ広大な地下街やなんばと日本橋とを結ぶ「なんばウォーク」が目立つ程度で、それ以外にもあるにはあるものの、その知名度はそれほど高くないのが実情だ(ちなみに「京橋コムズガーデン」などが挙げられる)。

青空の見える地下街!?「京橋コムズガーデン」の魔訶不思議すぎる構造の理由とは
大阪・京橋は梅田・難波・天王寺に次ぐ「大阪第4の繁華街」として、大阪に住む方々にはそれなりに知られている街だ。しかしその駅前はというと長らく再開発が進んでおらず、再開発を行っている...
梅田地下街

複雑すぎることで有名な梅田地下街

そんな大阪の地下道だが、実は京阪電車の始発駅・淀屋橋駅とその隣の駅・北浜駅とが地下で繋がっていることは特に知られていない。ということで今回は、淀屋橋駅と北浜駅とを徒歩で行く方法について、地下道を使って行き来する方法、及び通常通り地上を経由して行き来する方法について解説しようと思う。

淀屋橋駅と北浜駅を地下道で行き来するには

淀屋橋駅から北浜駅へと向かう方法としては、京阪電車の線路の上に並行して通っている地下通路を経由する方法が挙げられる。京阪電車の淀屋橋駅と御堂筋線の淀屋橋駅、京阪電車の北浜駅と堺筋線の北浜駅とはそれぞれ地下鉄側の北端でつながっており、地下鉄の乗り換えにも使える形となっている。おいそこ動物園前で乗り換えれば良いじゃんとか言わないただし梅田地区の駅(梅田、西梅田、東梅田)とは異なり乗継指定はされていないので要注意だ。

地下鉄淀屋橋駅看板

ということで実際に歩くことにしていこう。徒歩旅(?)の出発は地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅。京阪電車とつながっている北改札を抜け、京阪電車の淀屋橋駅、2番出口へと向かっていく。なお北改札以外にも中改札から回っていくこともできるが、遠回りになるのでやめておくべきだろう。

地下鉄淀屋橋駅構内図→

京阪淀屋橋駅

地下鉄淀屋橋駅の中を抜け、京阪淀屋橋駅方面へと進んでいく。本当に北浜までつながっているのかと少々心配になってしまうが、とにかくひたすらまっすぐに進む。それにしても京阪の淀屋橋駅は天井が狭いな。京阪電車が天満橋~淀屋橋間を開業させたのは1970年のことであり、これは同業他社に比べても非常に遅い時期にあたるのだが、中途半端に古いが故に逆に大規模な修繕がなされていないのか、昭和らしい古臭さを感じる空間が今も残っている。2025年には大阪万博も行われるんだし、開業からもう50年以上経つんだし、そろそろどうにかならないものなんですかねぇ・・・。

<2025年大阪万博が行われる場所についてはコチラ>

【2021年訪問】大阪万博を控える地「夢洲」には何があるのか?【万博まであと4年】
2025年大阪万博の行われる地、夢洲。1988年に策定された「テクノポート大阪」構想により、咲洲、舞洲とともに建設されたこの夢洲だが、咲洲や舞洲が本来の目的とは違う形であるとはいえ...

京阪淀屋橋駅 連絡通路側出口

京阪淀屋橋駅の中央改札を抜け、さらにその先へと進む。既に「京阪電車 北浜駅」「地下鉄 北浜駅」の文字が掲示されており、この先の駅へとつながっていることを暗示している。

ちなみにこの下にはラッシュ時間帯のみに使われるホームが位置しており、昼間になると「始発駅であるにも関わらず電車が通過する」という不思議な光景を見ることができる。そして京阪電車には電車が通過する際に流れるメロディーが設定されていることから、この通路の中にもけたたましい音量のメロディーが流れるというこれまた変わった風景が見れるのだが、これはまた別の話。

京阪 連絡通路
北浜駅へとむけてまっすぐ通路を進んでいく。通路は狭く、お世辞にも綺麗とは言えないが、地下街として最低限の設備は整っており、快適に行き来することができる。しかし意外にも通行客が多いのには驚いた。ビジネス街である淀屋橋地区と北浜地区とを結ぶこともあり、サラリーマンを中心に多くのお客さんに利用されているようだ。実際京阪電車に乗ると150円かかるし、地下鉄で移動するにも梅田や難波、天王寺といった繁華街に直結しない堺筋線では分が悪いのだろう、徒歩という選択もある意味賢いのかもしれない。実際10分ほど歩けば移動できるしね。

北浜駅 連絡通路側入口

北浜駅に到着。古さの残る淀屋橋側とは異なり、こちらはかなり綺麗に整備されている。北浜より淀屋橋のほうが圧倒的に利用者が多いのだが、これに関しては何か事情でもあったのだろうか、少々よくわからない。

地下鉄北浜駅

ちなみに、地下鉄の北浜駅はその横に位置している。こちらは京阪電車とは打って変わり、大阪メトロの文字は明らかに「市営地下鉄」と書いていた部分の上にシールで貼り付けた感が否めず、家のお風呂にありそうなタイルや職員お手製と思われる「北浜駅」の文字も現存。なんだか別の駅に来てしまったようだ。

ちなみに地下鉄北浜駅から淀屋橋へ向かって移動する場合、北改札を出て1A出口へと向かうのが最も早い

地下鉄北浜駅構内図→

<まとめ>
距離:約700m 移動時間:約10分
バリアフリー対応です。

ちなみに地上を通ってもそんなに迷いません

画像はマピオンより抜粋

画像はマピオンより抜粋

ちなみにこんなことを言ってはアレなのだが、淀屋橋駅と北浜駅は地上からでも容易に移動することができる。ついでに言うと、そのまま天満橋駅まで移動することができる(笑)大阪市内を東西に走る「土佐堀通」をまっすぐ進むだけで到着することができ、さらに道と並行する形で土佐堀川が流れているため、迷うことも少ないだろう。要するに、川沿いをダラダラ東に歩いて行けば良いのである。淀屋橋→北浜なら川の流れに逆行する形で、北浜→淀屋橋なら川の流れに沿う形で歩くという具合だ。地下道をひたすら歩くというのも良いが、梅田のビル群を見ながらその横を歩くというのもオツなものですよ。

タイトルとURLをコピーしました