尼崎市兵庫県近畿

出屋敷リベル 阪神出屋敷駅前の激寂れ商業施設、その痛すぎる現状とは。

阪神尼崎駅のすぐとなりに、「出屋敷」という駅がある。阪神電車で行く尼崎といえば、いわゆる「飲む・打つ・買う」という三拍子が全てそろったガチディープな下町としての尼崎が揃ったエリアという印象を持つだろう。そして、このエリアも例に漏れずその一角を占めている。

阪神出屋敷駅前ロータリー

しかし、駅前だけは事情が異なる。1990年に阪神電車が高架化され、再開発が行われたのだ。その結果、駅前だけに関して言えば、現在は小ぎれいな街並みが広がっている。もっとも、駅前だけなんですが。

出屋敷リベル

そんな「お門違い」感満載のエリアだが、その駅前にそびえ立っているこの三角形型の建物こそが、今回ご紹介する出屋敷リベルだ。

今回は、この「出屋敷リベル」について、様々な観点からその悲惨な状況を眺めていこうと思う。

バブルの匂い香る、スカスカの内部

出屋敷リベル 外観

出屋敷リベル 阪神口

Wikipediaの「出屋敷駅」の項目にも書いてある通り、1990年の阪神電鉄高架化・駅前再開発まで阪神工業地帯中心部の一角を占めていたこのエリア。現在では12階建ての複合施設が建っている。上層階がマンション、下層階が商業施設という、典型的な再開発型複合商業施設、といった具合だ。阪神出屋敷とも専用通路でつながっており、どれほどの気合を入れているのか、見るだけですぐに分かってしまうほどだ。

出屋敷リベル フロアガイド

しかし、その実状はどうかというと相当酷い状態である。通常、阪神電車の各駅停車しか止まらない駅の前は個人店が細々とお店を営業しているのが常であり(新在家などは例外)、こんな大きなハコが駅前、しかも各駅停車しか止まらない駅の前にあるのは明らかに分不相応というものだ。バブルがいかに狂っていたか、ということがよくわかるエピソードだろう。上のフロアガイドの画像を見ればすぐにわかると思うだろうが、スッカスカである。しかも、商業フロアは地下1階から地上3階まであるはずにも関わらず、3階が「オフィスフロア」になってしまっている。むちゃくちゃやん。

出屋敷リベル フロアガイド

なお、3階が商業フロアだったことを示すフロアガイドも施設内に展示されていた。どうやら、3階は「衣料品とチャイルド 電器・インテリアのフロア」と称し、エディオンなどが入居していたようだが、あえなく撤退、現在ではレンタル会社「モノタロウ」が本社を構える次第である。

この状況からわかる通り、中は見事なシャッター街である。バブル期に建てられただけあってムダに照明が明るい。おかげさまで写真が撮りやすくて大助かりなのですが。

閉業している店舗は、なにもシャッター店に留まらない。ガラス張りのキレイな店舗ですらこのありさまだ。開業から30年経っている割にはエラいきれいなのですが、これは人が来ないからなのでしょうかね・・・。

このようになってしまったのは、開業当時核テナントとして君臨していたダイエーが撤退したことが大きいだろう。現在は関西スーパーが核テナントとして入居しているとはいえ、ダイエーは3フロア、関西スーパーは1フロアのみということを考えると、この影響は計り知れないはずだ。ダイエーで買い物するためにはエスカレーターの上り下りが必要だが、関西スーパーでのお買い物にはエスカレーターに乗らなくても良い。この違い、思ったより大きいよ。

数少ない営業店舗も・・・

こんな状況下にある出屋敷リベルだが、全てのお店が廃墟、というわけではもちろんない。1階を中心に、関西スーパーやセリア、そしてパチンコ店がテナントとして入っている。

幸い、関西スーパーは人でにぎわっていた。関西スーパーでは、毎週月曜日(記事執筆当時は火曜日も)に「全品10%オフセール」を行っており、アルコールなどの一部の製品を除いて商品が1割引になるというキャンペーンをやっているのだが、それと訪問日がカブったのもあるかもしれない。いずれにせよ、ダイエーのように関西スーパーがつぶれる心配はなさそうだ。少し安心。

そしてセリアに関しても、関西スーパーほどではないがお客さんがちらほら。まあ100円ショップなんて混みすぎてもツラいだけなんでこれくらいで良いでしょう。てか混雑した100円ショップはどこもレジが詰まる。嫌だ。

出屋敷リベル 100均?

そういえば、2階にも100均が入っていたと思われる跡地があったのだが、これは何なのだろうか。閉店したことには変わりないのだが。100均が撤退して別の100均が入るというのも、なかなか珍しい形である。

出屋敷リベル パチンコ

しかし何を隠すことがあろう、この「出屋敷リベル」で最もにぎわっていたのはこのパチンコ店だった。どれだけ街がキレイになっても、結局そこは尼崎。そこに住む人間が変わるなどということは決して無かった・・・。

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