※「2024年2月2日、再開発準備組合が設立」とのツイートが高槻市議会議員よりなされました。今後の動向に注目です!!
ブログ更新!★【JR高槻駅南地区の再整備】検討範囲には、グリーンプラザの1号館~3号館・松坂屋やクロスパル高槻(高槻市総合市民交流センター)等が – 高槻ご意見番 https://t.co/T6JMRqFCFm
シャッター通りさながらのかつての失敗を繰り返さないよう検討を、行政施設の配置に配慮を、と要望。 pic.twitter.com/EPhCBG0TGS— 北岡たかひろ(高槻市議会議員)@高槻ご意見番 (@kitaokatakahiro) February 7, 2024
北摂地域でも髄一の規模を誇る街、高槻。JR大阪駅・JR京都駅の双方から新快速で15分ほどというそのアクセスの良さから、JR高槻駅周辺を中心に数多くの人々で昼夜を問わず賑わいを見せている。その交通の利便性から、近年では豊中や西宮と並び、転勤族のファミリーに人気のエリアとなっているのだとか。確かにJR・阪急両方が使えるし、京都・大阪・神戸に1本で行けるという点で良い場所ではあるわな。
多くの人々で賑わうJR高槻駅の南側、南口の目の前には今も昭和風の建物が現役で営業を続けているという情報を耳にし、今回やってきた次第だ。今回は、そんなJR高槻駅南側に位置する再開発ビル、「グリーンプラザたかつき」について、その歴史と現況を見ていくとしよう。
高槻市初の市街地再開発「グリーンプラザたかつき」
グリーンプラザたかつきは、大阪府高槻市に位置する再開発ビルだ。国鉄高槻駅前地区第一種市街地再開発事業の一環として、1979(昭和54)年に開業した。運営は例によって第三セクター企業の「高槻都市開発株式会社」によって行われている。
グリーンプラザたかつきは1号館・2号館・3号館の3つの建物で構成されており、駅をぐるっと囲むような形で設置されている。京阪枚方市駅前の「ひらかたサンプラザ」と同じような構成だ。これら全ての建物が1970年代から今に至るまで建物そのまま営業を続けているというのだから驚きでしかない。
JR高槻駅からペデストリアンデッキですぐにアクセスできる、グリーンプラザたかつき。ただしこの施設を構成する3つの建物は地上だけでなく地下でも繋がっており、そこそこ規模の大きな地下道が整備されている。とはいえ、ペデストリアンデッキのほうが便利だからなのか、規模の割に通行人の数は少なめだ。それにしても、上の画像にある「JR」の文字がその後の漢字に比べて妙に細い気がするんですが、もしかして国鉄時代から使われているんですかね・・・。
グリーンプラザたかつきの渋すぎる今
1号館 一応メインビルですが・・・
グリーンプラザたかつきの概要と歴史について軽く触れたところで、その内部へと入っていこう。まずは1号館から。1号館はショッピングセンターとなっており、100円ショップからコンビニ、病院、オフィスに至るまで実に多様なテナントが入居している。もはやショッピングセンターというよりも雑居ビルのような様相だ。それにしてものっけから「パチンコ スロット B1F」という文字が否応にも入ってくるあたり、どうも雰囲気が良くない(笑)
中の雰囲気はこのような感じ。B1F、1F~2F、3F、4F~5F、6Fでそれぞれ少しずつ内装が異なっているのだが、全体的にいかにも昭和っぽい風景、垂涎ものともいえる景色が見えている。公式サイトでは「レトロでモダンな館内装飾。とっておきのひとときを見守ります。」なんて書いてあるが、つまりものは言いようという訳ですね。
レトロでモダンという言葉は相当フィットしている部分があるようで、スーパーや100円ショップといった集客力のあるテナントの入る下層階はもちろん、館内の全体に至るまで実に美しい光景が広がっている。建物が古いせいか空きテナントも見られるようになっているこのグリーンプラザ高槻だが、本当にもったいない。
下層階のテナントを見ていく。先ほど書いた通り、こちらも実に多種多様。全国チェーンのショップもあれば、明らかに個人店としか思えないような店舗、オフィス、ちょっとおしゃれなお店に至るまで、まるでガラパゴス化しているかのようにお店が詰まっている。こりゃもう訳わかんねえな。
上層階へと上がっていこう。館内の掲示では「シースルーエレベーター」と「エレベーター」とがなぜか分かれて掲示されている。一体なぜなのか、よく分からない(笑)
エレベーターに乗って上層階に行こう・・・って、なんじゃこの色は。何を血迷ったのか、エレベーター全体が青白っぽい色に染められてしまっており、見るからに恐ろしそうな景色が広がってしまっている。「レトロでモダン」ですねー(棒)
エレベーターで上の階へと上がり、その様子を見つめる。さすがに1970年代の開業、明るい雰囲気を保ちつつもなぜか微妙に寂しさの広がる景色が広がっている。「いろんなお店が、いろんな表情で、あなたをお出迎えします。」と公式サイトにもあるが、本当にその通りだ。様々な側面を持つこのグリーンプラザたかつき。その中身は、想像以上にレトロだった。