豊中市大阪府近畿

豊中市「蛍池ルシオーレ」に欠陥あり?? その真偽を検証【結論:問題なし】

千里中央や万博記念公園等、様々な場所で大規模開発や再開発の行われている大阪モノレール沿線。その影響は以前から発展していた他の路線との接続駅にも波及しているようで、地下鉄谷町線と接続する大日駅のイオンモール等、これまで様々な都市開発が行われてきた。

蛍池ルシオーレ

さて、今回やってきたのは大阪府は豊中市の鉄道駅「蛍池駅」だ。阪急宝塚線と大阪モノレールが接続するこの駅は、梅田から急行で3駅15分、伊丹空港からはわずかに1駅2分という立地もあって多くの人で賑わっている。取材班のような貧乏人にはJALとANAしか発着しない伊丹空港に用はありませんが(笑)

そんな蛍池駅周辺だが、その便利さから古くから発展した地域として知られており、その影響もあってか、駅周辺では長らく昔ながらの街並みが残っていた。そんな停滞感残る蛍池駅周辺が動いたのは1990年代も後半のこと。駅に隣接する西側のエリアで再開発が行われ、「蛍池ルシオーレ」なる大型商業施設が開業したのだ。

そんな「蛍池ルシオーレ」という商業施設だが、Googleレビューを見るとこんな悪評が書かれていた。なんでも、「施設の店舗区画や動線が驚くほど下手」なのだろうだ。しかし実際にはどうなっているのだろうか。取材班は今回、この蛍池ルシオーレなる施設について、実際に訪問し、その真偽を検証した。散々な評判をくらっているこの蛍池ルシオーレだが、その実状はいったいどうなっているのだろうか。今回は、実際のレポートを通じ、現在の状況及び口コミの真偽について検証していく。

蛍池ルシオーレとは

蛍池ルシオーレ

蛍池ルシオーレは、大阪府豊中市、蛍池駅前に位置する再開発施設だ。大阪モノレールや阪急宝塚線の蛍池駅とはペデストリアンデッキを隔てて直結しており、両路線の乗り換え通路からも見える位置にあることから、その立地はこれ以上ないほど良いと言っても過言ではない。この辺はさすがに分かっていらっしゃるようだ。

なお、ルシオーレという少々変わったその名前は、公式サイトによると「フランス語でホタルを意味する『LUCIOLES』に由来して名付けられた」そうだ。「蛍池」だからホタルですか。少々安直な気もするが、良いネーミングではある(、と個人的には思う)。

蛍池ルシオーレって実際どうなん?

この蛍池ルシオーレだが、実際のところはどうなのだろうか。ここからは、実際に蛍池ルシオーレの中がどうなっているのか、内部の写真とともにお届けする。

 

蛍池ルシオーレ

先ほども書いたが、蛍池ルシオーレは駅と直結するペデストリアンデッキ上に位置しており、非常にアクセスの便利な場所にある。これについては高評価だ。

蛍池ルシオーレ フロアガイド

蛍池ルシオーレは北館・南館の2つの建物で構成されている。商業施設は主に北館の低層階に入っており、北館は1~3Fが商業施設、4~7Fが病院やパスポートセンター等の公共施設で構成されている。また南館は大半が住宅となっており、一応南館の1~3Fが商業フロアとなっているものの、南館の2、3Fはほとんどがマンションで、商業フロアは実質地上階の1フロアのみとなっている。

蛍池ルシオーレ

蛍池ルシオーレ

そんな蛍池ルシオーレだが、どういうわけか、北館の中でも2つのエリアに分かれて商業フロアが構成されており、階によってはなぜか途中で空洞が生じてしまっている。実質的には1つの建物のはず(というより、完全に同じ建物)なのだが、これはどういうことなのだろうか。別にエスカレーターとかが通っている訳でもないのに・・・。

蛍池ルシオーレ

動線に関しても、悪くはないものの少し違和感を覚えた。とはいえ、これくらいなら十分常識の範疇と言える具合。商業施設オタクならああだこうだ言うかもしれないが、普通に買い物するのであれば全く問題ない範囲に収まっている。

蛍池ルシオーレ

1階の食品売り場に関しても同様。スーパーの入口が固定されており、どこからでも入れるようにはなっていないのは難点かもしれないが、これも全国のスーパーではよくあることだし、慣れれば別にどうってことない。

蛍池ルシオーレ

蛍池ルシオーレのここまでの感想として、全体的に見るとそつなく仕上がっているのだが、細かい気遣いが見られない(=ちょっとした疑問点がいくつかある)、といった印象だ。商業施設としては十分及第点として仕上がっているのだが、

蛍池ルシオーレ

7階建てであるはずの南館のエスカレーターが並列となっており、階を登るたびに逆側へと移動しなければいけない点や、

蛍池ルシオーレ

そのエスカレーターがなぜか施設の端にしかなく(上の赤い丸で囲んだ部分)、買い回りをするには少々不便な点、

蛍池ルシオーレ

トイレや鉄道の改札口へと誘導する看板が異様に小さく、見つけにくいなど、配慮が足りないと感じる点がいくつかあった。このような「小さな気になる点」が積み重なった結果が今の状況に繋がっているのだろう。他と比べて大きく劣る点はないのだが、よくよく考えてみると「?」を感じる点が多くある。そしてそれが重なった結果、お客様の満足度の低下につながってしまう。ある意味わかりやすいところなのだが、意外と気づきにくい場所でもあるんだよね、これが。行政主導の施設がたどる大きな問題なのかもしれない。

オスカードリーム 住之江公園駅前にそびえ立つ、大阪市交通局の負の遺産。【住之江区】
大阪市住之江区、地下鉄四つ橋線と南港ポートタウンが接続するところに、「住之江公園」なる駅がある。今回は、その住之江公園駅直結の施設、オスカードリームに関する話だ。 こ...

結論:動線は悪くない ただちょっと気にはなる

蛍池ルシオーレ

「見たことないくらい下手」とGoogleレビューで酷評されてしまっているこの蛍池ルシオーレ。実際に訪問した感想としては、別に悪くなかった。ただ、良くもなかった。ちゃんと商業施設として営業していられる程度のレベルには達しているし、別に汚れがひどいといった大きな問題もない(てか、むしろそんな問題があるのなら施設としてヤバい)。ただ、先ほども書いた通り、細かな気になる点がいくつかあり、それが蓄積した結果上のようなレビューができてしまっているのだろう。

千里セルシー

画像は千里セルシー跡にて

ららぽーとEXPOCITYや千里中央駅周辺の多数の商業施設と競合し、激戦区となっている大阪モノレール沿線の商業施設。競合の多い中で、この蛍池ルシオーレはどうやってお客さんを集めていくのか。その真価が問われている。

【2021年最新版】「千里セルシー」の閉鎖から2年、その現状やいかに
日本全国に乱立するニュータウンの先駆け、千里ニュータウン。かつてはまちびらきから年数が経過したこともあり、高齢化が酷く叫ばれた時期もあったこの千里ニュータウンだが、近年では再開発が...
豊中市「せんちゅうパル」に広がる摩訶不思議な構造とその経緯を探る
豊中市最大の商業施設集積地となった千里ニュータウン。しかしかつて「みんなの憧れ」だったはずのこの街も、令和の世となった今ではニュータウンの中心であるはずの千里中央駅前に「千里セルシ...

タイトルとURLをコピーしました