神戸市中央区に、ニューオータニホテルだった場所を居抜き物件として入居してしまったホテルがあるのだという。その名も「ホテルクラウンパレス神戸」。今回はこちらの宿泊レポートをお送りします。
ホテルクラウンパレス神戸 基本情報
住所:兵庫県神戸市東川崎町1-3-5
アクセス:JR神戸線「神戸駅」、神戸高速鉄道「高速神戸駅」、地下鉄海岸線「ハーバーランド駅」より地下道にて直結 神戸空港より車で約20分
客室数:229
チェックイン 15:00 チェックアウト 12:00
その他:隣接ビルにコンビニ(ファミリーマート)・スーパー(業務スーパー)あり、大浴場あり(別料金)、Wi-Fi無料
元々「ホテルニューオータニ神戸ハーバーランド」として1992年に開業したこのホテル。阪神・淡路大震災後、お客さんが伸び悩み2009年に閉鎖され、その後継として2012年7月に開業しました。宿泊価格帯は8,000~10,000円前後。築30年超と、シティホテルとしては古い部類には入りますが、元ニューオータニにこの価格で泊まれるならお得といえるのではないのでしょうか。
ホテルクラウンパレス神戸 宿泊レポート
駅直結、ハーバーランドも近く便利
まずはホテルクラウンパレス神戸の立地について。神戸駅周辺には様々なホテルがありますが、ホテルクラウンパレス神戸は地下街「デュオこうべ」を通じて全ての駅と地下で連絡しています。このあたりは非常に便利なところ。
デュオこうべを浜の手側に抜けていくと「ホテルクラウンパレス」という文字が見えてきますので、こちらを上に上がっていくとホテルへ到着します。
なおホテルは商業施設「ハーバーセンター」と一体化しており、スーパーやコンビニ、レストランなど様々な施設が入居。周辺にも多くの商業施設が立地し、ちょっと夕食を、という際には非常に便利です。ここも実はなかなかスゴい物件だったりするんですが・・・その話はここではやめておきましょう。
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古さは目立つが、シティホテルの雰囲気残る荘厳なホテル内
ホテルの中へと入っていきましょう。チェックインをそそくさと抜け、お部屋へと移動。そこかしこに高級感あふれる景色が広がっており、お部屋入室前からワクワクさせられます。
お部屋に入室。さすがに元シティホテル、なかなか重厚な雰囲気が漂っています。貧乏取材班が泊まるにはあまりにも不釣り合いすぎる。
部屋内の様子です。必要最低限のものが一通りそろっており、数日の滞在であれば不自由しなさそう。テレビは小さい気もしますが、この手のホテルで何時間もテレビを見ることはしないので許容範囲。冷蔵庫は弱めで、なかなか冷やすのに時間がかかりました。
テーブル周りも広々。スーツケースが置ける専用のスペースがあるのは非常に便利か。
枕周りについてはこのような状況。コンセントは枕周りにはなく、ベッドの下の部分に後から追加されたと思われる延長コードが装備されていました。もちろん無いよりは遥かに良いのですが、これは少々使いづらかったです。長めのケーブルがあると安心かと。
水回りも見ていきましょう。こちらはかなり年季が入っていますね。設備が古いという口コミは実際多く見られましたが、このあたりは流石に仕方ないところでしょう。
景色の良い中で充実した食事を楽しめました
朝食へと移っていきましょう。朝食は17階のレストランでの提供。高層階にあることもあり、眺めの良い場所で食事を楽しむことができます。普通の座席以外にソファ席なども用意されており(写真は撮れませんでしたが)、落ち着いた雰囲気で食事を楽しめる非常に良い場所でした。
(全然写真撮ってない・・・)
シティホテルの朝食は洋食が充実している印象でしたが、ホテルクラウンパレス神戸の朝食に関しては意外にも和食が充実。神戸名物の「ぼっかけ」や、近隣の明石市の名物「明石焼」なども取り揃えており、和洋折衷の楽しい食事を楽しむことができました。
まとめ 少し古いがそれを許容できればオトク
ニューオータニとして開業し、現在は格安シティホテルとして営業するホテルクラウンパレス神戸。簡単にまとめると、
・安くて豪華だが、少々クセあり
といったところだろうか。この手のホテルにしては価格も安く、ニューオータニ時代の状況を引き継いでいることもありお部屋も広くて豪華。しかしその一方、水回りやベッド回りを中心に古さを感じる部分も何点かあり、それを許容できるのであれば非常にオトクなホテルだといえるでしょう。やや人を選ぶホテルではありますが、個人的には非常におすすめです。
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