関東千葉県市川市

市川駅南側再開発「アイリンクタウンいちかわ」の展望台が優秀すぎて驚いた件

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千葉県内を縦断する主要路線・JR総武線沿線には駅前を中心に再開発事業が目白押し。それぞれの駅の目の前にこれでもかというほど再開発ビルが立ち並んでいるため、どこにいこうかと目移りしてしまうほどだ。

アイリンクタウンいちかわ

その中でも今回は、JR市川駅の南側に位置する大規模再開発ビル「アイリンクタウンいちかわ」について、その概要と歴史、そしてその屋上にある展望台が優秀すぎたのでその様子をご紹介しようと思う。

市川駅南口第一種市街地再開発事業「アイリンクタウンいちかわ」

アイリンクタウンいちかわ

アイリンクタウンいちかわは、JR市川駅前にある再開発施設。JR市川駅南口地区第一種市街地再開発事業による再開発により、2009(平成21)年に高層マンション2棟・商業施設棟を含む巨大な再開発ビルが完成した。「アイリンクタウン」というその少々変わった名称は、市川(Ichikawa)の頭文字「I」と、

・千葉と東京をLinkする

・自然・歴史・文化とLinkする

・先進・健康・暮らしをLinkする

・市民の安全とLinkする

・多世代がLinkする

という5つの「Link」を表現する形で名付けられた。

アイリンクタウンいちかわ

展望施設内にある模型

平成も後期の完成と、比較的開業から日の浅いアイリンクタウン。しかし、事業そのものは1980(昭和55)年に調査が行われたことから始まった歴史の長い事業となっている。足かけ30年近い事業だというから、その事業の壮大さが容易にうかがえる。

アイリンクタウンいちかわ

事業期間の長さからうかがえる通り、再開発そのものも一筋縄ではいかなかったようで、2007(平成19)年には工事上の不具合が判明、市川市と建設業者が対応に追われる事態に発展してしまった。

アイリンクタウンいちかわ

現在では従前の姿は跡形も残っていないこのアイリンクタウンいちかわ。元々はここにアーケード商店街なんかが整備されていたようだが、もはやその様子は皆無と言って良いだろう。なお再開発前の様子に関してはこちらのサイトに写真が掲載されていますので、よろしければどうぞ。

タワマンメイン・・・な施設構成

アイリンクタウンいちかわ

アイリンクタウンいちかわ

画像はコチラより抜粋

アイリンクタウンいちかわの概要について見てきたところで、その詳細な様子をうかがっていくとしよう。施設は大きくA街区・B街区の2つのエリアから構成されており、その2つのエリアとJR市川駅とを接続するようにペデストリアンデッキがくっついている格好。ABそれぞれの街区にはこれまた大規模なタワーマンションが並んでおり、再開発事業の中核をなしている。東京や神奈川と比べると高層マンションの棟数の少ない千葉県だが、これまた実に立派なものが出来ているものだ。

アイリンクタウンいちかわ

まずはA街区から。駅に近い側に低層の商業棟が、その奥に高層マンションがある構造で、両者は互いに中で接続している。

アイリンクタウンいちかわ

2022年訪問時のテナント構成はこのような感じ。単に商業施設が入るのみならず、図書館などの公共施設も入居しているのが実に再開発らしい。高層階には後述する展望台も入居しており、市川市の再開発に対する本気度がうかがえる。

アイリンクタウンいちかわ

アイリンクタウンいちかわ

低層階の商業フロアの様子はこんなところ。全体的に小規模な低層フロアだが、スーパーやドラッグストア、病院、コンビニやレストランなどといった生活に便利な店舗が入居しており、いかにも「タワマン住民狙ってます」感満載のお店が並んでいる。例外はパチンコ店くらいだろうか。再開発にパチンコ屋、意外と多いんですよねえ。。。

アイリンクタウンいちかわ

なお屋上にあたる3階には上の写真のようなちょっとした広場も設けられており、子どもたちが元気に遊んでいました。良いね、こういう風景。

アイリンクタウンいちかわ

ペデストリアンデッキを渡り、B街区へと移っていく。B街区はA街区と比べて比較的小規模な街区となっており、上層部の住宅に関してもURが管理するなど、A街区と比べてやや”格落ち”感があるのは否めない。とはいえ駅前・高層マンションとなれば人気が出るのも当然で、当記事を書いた時点(2022年7月)では満室御礼となっていた。そらそうですよね。

アイリンクタウンいちかわ

アイリンクタウンいちかわ

B街区はA街区と比べて再開発前の地権者店舗が多く入居しているようで、駅の高架沿いに飲食系店舗がチェーン店とごっちゃになって並んでいる姿を見ることができた。

アイリンクタウンいちかわ

アイリンクタウンいちかわ

とはいえ、B街区はA街区と比べても面積が小さいこともあってか、全体的に規模は小さめ。狭い商業エリアの中にぎゅうぎゅうになってテナントが詰め込まれている感は否めなかった。まあ別に大量の人が押し寄せる場所でもないし、これで十分かもしれませんね。

屋上展望台が凄すぎて驚いた話

アイリンクタウンいちかわ

住宅ばかりがメインとなっており、商業エリアの影の薄さが否めないアイリンクタウン。そんなアイリンクタウンにあるタワーマンション群の東京側、A街区にあるマンションには展望台が備え付けられており、誰でも自由に出入りすることが可能だ。なお、気になる料金はなんと0円(無料)。この手の展望台は首都圏にいくつもあるが、無料で入れる展望台というのは数少ないのではなかろうか。ちなみにコチラのサイトに特集が組まれていたのでよろしければどうぞ。

アイリンクタウンいちかわ

エレベーターを上り、45階にある展望台へと向かう。展望ロビーからは市川市周辺の景色が一望でき、見ていて非常に面白い。

アイリンクタウンいちかわ

アイリンクタウンいちかわ

続いて、階段を上って屋外にある「展望デッキ」へ。屋上にあたるこの場所は屋外となっており、非常に開放的な風景を見ることが出来る。残念ながらガラスで囲まれている部分はあるものの、見ているだけでも最高の景色が楽しめる。なお高層階にある関係からか、風が非常に強いので要注意だ。

アイリンクタウンいちかわ

アイリンクタウンいちかわ

アイリンクタウンいちかわ

展望台内には市川市やアイリンクタウンに関わる資料を掲載したコーナーが設置されているほか、展望台の景色を見ながら飲み物を楽しめるカフェも設置。料金も1つ200円と、この手のお店にしては非常に良心的な価格で提供している。おかげさまで老人会状態になっていましたが・・・(苦笑)

アイリンクタウンいちかわ

しかしこの屋上展望台、ようやりおるな。あまり知名度がないせいか、いつ行ってもお客さんの姿をあまり見かけないのですが、これくらいのほうが穴場的なところがあって逆に良いのかもしれません(笑)

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