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閉店・移転を控える「三井アウトレットパーク大阪鶴見」の独特すぎる様子を記録する

※この記事は2022年7月に記録・公開したものになります(移転前のものになります)。

日本だけでなく、海外にもその店舗網を拡大している「三井アウトレットパーク」。日本にあるアウトレットでは三菱系の「プレミアム・アウトレット」と双璧をなすと言って良い存在で、弱肉強食といえるこの業界でも存在感を見せ続けている。近年では北海道の「千歳アウトレットモール・レラ」など、お店の撤退が続くアウトレットも多く見られるが、これら2社のアウトレットはその資本力もあいまって当分安泰といえるだろう。

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三井アウトレットパーク大阪鶴見

画像はWikipediaより抜粋

一般に田舎にあると思われがちなアウトレットパークだが、そんな三井アウトレットパークの1号店が大阪府大阪市という都会にあることは意外にも知られていない。そしてこの1号店のアウトレット、2023年をめどに新しい施設へと移転するというのだ。今回は、そんな閉館・移転を控える三井アウトレットパークの1号店「三井アウトレットパーク大阪鶴見(鶴見はなぽ~とブロッサム)」について、その様子を記録していくとする。

三井系初のアウトレット「三井アウトレットパーク大阪鶴見」

三井アウトレットパーク大阪鶴見の概要・歴史

三井アウトレットパーク大阪鶴見

三井アウトレットパーク大阪鶴見は、大阪府大阪市鶴見区にあるアウトレットモール。花き市場「大阪鶴見花き地方卸売市場(大阪鶴見フラワーセンター)」と三井アウトレットパークからなる複合施設として、1995(平成7)年3月に開業した。前述の通り、三井アウトレットパークの1号店として営業を行っている。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

実はこのアウトレット、開業当初は「鶴見はなぽ~とブロッサム ブロッサム・アウトレット」という名前だった。2008年(平成20)年に名称を変更し、現在の名前に落ち着いている。ただし、建物そのものの愛称は「鶴見はなぽ~とブロッサム」のままのため、現在も各所でこの名前を見れるようになっている。なんだか複雑だな(笑)

三井アウトレットパーク大阪鶴見

先述した通り、この建物にはアウトレットだけでなく生花市場も入居している。この生花市場(大阪鶴見フラワーセンター)は、1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」における事業の一環として整備されたもので、東京の大田市場に次いで全国2番目の規模を誇る生花市場として関西における花き産業に非常に大きな役割を果たしているという。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

三井アウトレットパーク大阪鶴見

※上記2枚は「大阪鶴見花き地方卸売市場 中期経営計画」より抜粋

その生花市場も、近年は取扱数量・買受人数ともに減少が続いており、こちらも状況として明るいとは言えないのが辛いところ。ただでさえ商業施設が撤退する予定だというのに、これでやっていけるのか心配でしかない・・・。

閉館・移転後はどうなるの?

三井アウトレットパーク大阪鶴見

2023年3月12日をもって大阪市から撤退する「三井アウトレットパーク大阪鶴見」。では、その後はどうなるのかというと、2023年春に開業予定の商業施設「ららぽーと門真」の2階に新たに出店するそうだ。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

新しい施設では1・3階が「ららぽーと」、2階が「アウトレットパーク」となる予定で、店舗数も現在の50店舗強から100店舗近くまで増えるとのこと。画一的なショッピングモールになってしまうことは否めないが、これはこれで新しいアウトレットの姿として期待できるのではないのだろうか。今後に期待ですね。

花をモチーフにした構造が面白すぎる件

独創的すぎる外観、ムダの多そうな内部…

三井アウトレットパーク大阪鶴見

三井アウトレットパーク大阪鶴見の概要や歴史、今後について触れたところで、いよいよ中の様子に入っていくとしよう。施設は建物の3階から5階に入居し、下層階には花き市場が入っているという構造。平屋建てや2階建てで構成されることの多いアウトレットでは異色の構造だ。おかげさまで3階まで階段をテクテクしていかないといけないんですが・・・

三井アウトレットパーク大阪鶴見

入口を入ると、さっそく花のイメージを再現したという巨大なドームがお出迎え。こちらの屋根は「ブロッサムウイング」という開閉式の屋根になっているそうで、日の光が降り注ぐ開放的なプラザが出来上がっている。一見微妙に雨が降り注いできそうな構造だが、実際は雨の日でも濡れずに買い物ができるんだとか。案外良くできているんですね。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

三井アウトレットパーク大阪鶴見

三井アウトレットパーク大阪鶴見

2022年7月に訪問した際のテナント構成は上のような感じ。元々「花」をモチーフに作られたこともあってか、真ん中の吹き抜けを中心に変則的な八角形のような形状をしているのが特徴だ。なおテナント数は60ほどとアウトレットモールにしては少なめ。元々1号店だし、周りに土地がないのもあって今となっては見劣りする格好になってしまったようだ。この点は移転後どうなるか期待ですね。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

一番下の階である3階から中を回っていこう。小規模なアウトレットではあるものの、この手のモールにありがちなステージはちゃんと完備。かつては真ん中の柱を使用したパラシュート型のアトラクションもあったそうだが、こちらに関しては既に営業を終了している。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

三井アウトレットパーク大阪鶴見

3階には小規模ではあるものの飲食店も完備。とはいえ、あまりに弱すぎる・・・飲食店に関しては三井不動産側も以前から課題に挙げていたようで、これでも規模が拡大された方ではあるのだが、それでも寂しさを感じずにはいられない。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

近年では3階の広場部分に飲食店を含めた様々なお店を出店させており、てこ入れを図っている模様。とはいえもう閉店・移転が近いからか、ガチャガチャやテントでの出店に留まっているのが現状のようだ。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

三井アウトレットパーク大阪鶴見

上層階も見ていこう。4階・5階に関しては割と普通のアウトレット、といった印象。全体的にカクカクとした構造のせいか、あまり視界が良くないのが辛い。グルグルと回れるのはメリットかもしれないけれども、いかんせんテナント数が少ないのがなあ・・・。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

館内に2基あるエスカレーターも、どういう訳か上りのみの運転。下に行くには階段を使うか、エレベーターを使うしかないというなかなか前時代的な構造。何だろう、すごく素質はあるはずなんだけど、何だか非常に勿体ない気がしてならない。駅からもちょっと歩くけど十分徒歩圏内だし(地下鉄門真南駅から徒歩5-6分)、アウトレットモールという業態の問題な気がしてならない。

三井アウトレットパーク大阪鶴見

しかしこの今のショッピングモールにはないこの圧倒的な非日常感、最高に良いんだよなあ。三井アウトレットパーク大阪鶴見は2023年に閉館・移転しますが、他にどこか良いお店が入ってくれないのでしょうか。ご入居、お待ちしております・・・

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