近畿兵庫県加古川市

【2023最新版】元・加古川そごう「ヤマトヤシキ加古川店」の現況を観察

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デパ地下がわけらからんことになっている件

ヤマトヤシキ加古川店

さて、階段を降り地下までやってきた。地下といえば、何と言ってもデパ地下である。もちろんこのヤマトヤシキにもデパ地下が整備されており、惣菜・和洋菓子などといったデパ地下らしいお店が揃っている。特徴的なのは、専門店街がこのデパ地下にまで進出していることだろう。スーパーや喫茶店といった店舗が専門店として進出しているようだ。

ヤマトヤシキ加古川店

デパ地下の中身はこんな感じ。普通のデパ地下ではあるものの、心なしかお客さんが少ないように感じる。地方の百貨店はどこも苦しいと聞くが、ここも似たような状況なのだろう。現にラオックスの資本も入っているという話だし、もはやどこの百貨店なんだという状況になってしまっている。もっとも、ラオックス自身も相当苦しそうですが。道頓堀のお店(道頓堀ゼロゲート)も潰したそうで。

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ヤマトヤシキ加古川店

しかし何といっても気になるのは専門店街の方だろう。デパ地下の中に専門店があるというのはどこでも見られるが、専門店が完全に独立した形で進出するというのは相当珍しいのではないか。こちらのカピマートさんには「駅前農場夢市場」なる愛称がついているそうで、地元の品を売る重点コーナーが設けられているとか。地域と結びついているあたり、さすが専門店街である。

※「かぴまーと」は2022年11月末をもって閉店しました。

ヤマトヤシキ加古川店

そんなカピル専門店街の一角には明らかに昔ながらの雰囲気を残す魚屋さんが・・・。「魚光商店」というお店の魚屋さんなのだそうで、現在に至るまでこの形で営業を続けているとのこと。世の中、何があるかわからないものですね。

随所に残るそごうの面影

1989年にオープンした「加古川そごう」。その面影が7階レストラン街にあることを先日お伝えしたが、その面影はそれ以外にも数多く残っている。

加古川そごう

まずはエスカレーターから。そごうらしい赤色のエスカレーターが今も動いている。そごう特有の「出発・到着時緑色に光るエフェクト」はないものの、元そごうの中では比較的キレイに整備されている。

加古川そごう

続いて階段。この赤い階段も、明らかにそごうらしい面影が残っている。もちろん他の百貨店のように「使われていない」という現状がありますが・・・。

ヤマトヤシキ加古川店

そして最後に外観。赤をモチーフにしたいかにもな景色が広がっている。ちょうどヤマトヤシキのモチーフ色が赤色となっていることもあり、組み合わせとしては理想的ではなかろうか。そごうのモチーフ色が青に変わっただけになおさらだ。

再整備の方針が出ました(2023/2/9追記)

加古川再整備

ヤマトヤシキ加古川店の入居するこのカピル21ビル。しかしこのビルに関して、2023年2月8日、加古川市より再整備の方針が示された。ヤマトヤシキ加古川店の入居するこのカピル21ビルに関しては建て替えとともに一部エリアに高層マンションを建設。館内にある図書館や子育てプラザもリニューアルする予定なのだそうだ。現状、ヤマトヤシキと再開発ビルは2028年まで契約を結んでいるそうなので、その後の開発になるのだろう。現在のヤマトヤシキ加古川店の雄姿が見られるのもそう長くないのでしょうね・・・。

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