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【2023年訪問】今は亡き「大阪南港海水遊泳場(南港プール)」の跡地はどうなっているのか

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大阪府内のプールといえば「ひらかたパークのプール」「スパワールドのプール」あたりが有名だろうか。近年の夏は猛暑が続いていることもあり、プールに入る需要も年々増えている・・・気がする(笑)

南港プール

さて、今回ご紹介するのは大阪南港にかつて存在した「大阪南港海水遊泳場(南港プール)」なる施設。1979(昭和54)年に大阪市内唯一の海水遊泳場としてオープン。全国で初めての砂浜つき海水遊泳場ということもあって非常に人気のある施設だったが、老朽化の関係から2005(平成17)年度をもって営業を休止、再開されることのないまま現在に至っているのだという。今回は、そんな大阪市内に位置するかつて存在したプール「大阪南港海水遊泳場(南港プール)」について、その様子を見ていくこととする。

大阪南港海水遊泳場(南港プール) 基本情報

<基本情報>

名称 大阪南港海水遊泳場(南港プール)
所在地 大阪府大阪市住之江区南港南6-9-3
アクセス(車利用) 阪神高速4号湾岸線「南港中」「南港南」ICより一般道にて10分ほど
アクセス(公共交通機関利用) 地下鉄四つ橋線「北加賀屋」「住之江公園」駅、南港ポートタウン線「フェリーターミナル」駅より大阪シティバス15系統乗車、「南港南六丁目」下車

※公共交通機関は本数が少ないため車利用を推奨

2023年現在の状況 併設する釣り場(南港魚つり園)のみ営業 プールは2005(平成17)年度をもって営業休止中

ここからは、大阪南港海水遊泳場(南港プール)の現在の状況について、併設する魚つり園の様子もセットで見ていくこととする。

【2023年訪問】明らかに再開は厳しそうな施設内

南港プール

閉鎖された入口。屋根の様子が痛々しい

地下鉄北加賀屋駅からバスに揺られること30分ほど、大阪南港海水遊泳場(南港プール)の跡地へとやってきた。営業休止から20年ほどの期間が経過したこの場所だが、「休止」ということもあって現在もその跡地は健在。誰からも見向きされることなく、現在も静かにその余生を送っている。しかし屋根ボロボロだな・・・。既に様子を見るのが辛くなってくる。

南港プール

南港プール

南港プール

中の様子はこんな状況。かろうじて面影は残っているものの、草は生え放題、タイルはガタガタ、看板やその他多数のゴミが放置という、お世辞にも良いとは言えない状態だった。どうやら再開する予定はもはや無いのでしょう。非常に残念ではありますが。

南港プール

南港プール

プール奥側に関してもこれまたかなりのごちゃごちゃ具合。一部区画が売却されたという事情もあり、面影が強く残っているとはいいがたい。老朽化という事情もあったのだろうが、それ以上に海水(=塩水)を使ったプールというのには限界があったことがうかがえる。南港の水を直接引っ張ってきた関係からか、1979年の開業当初はプールの水が黒ずんでいたという笑えない話まであったようですし・・・。

併設する「魚つり園」は現在も営業中です

南港魚つり園

南港魚つり園

今や見る影もなくなってしまった「大阪南港海水遊泳場(南港プール)」。とはいえ、1979年の開業時からプールに隣接して営業を行っていた「大阪南港魚つり園」は現在に至るまで継続して営業を行っており、今もそれなりではあるが賑わいを見せている。

南港魚つり園

プールの入口に隣接されている建物も一部だけではあるが開放中。貴重な公衆トイレとして魚つりを行う人たちにとって貴重な存在となっている。

南港プール

ちなみに、南港魚つり園の看板にはちゃっかり「南港海水遊泳場の営業期間 7月1日~8月31日」という文字が消された跡が残っていました。閉園からかなり時間が経過しますが、夏の思い出はきっと永遠に人々の心の中に残っていることでしょう。

南港プール

・・・もうちょっと良い場所にあるとありがたいんですけどね。これだけはどうしようもないですね(苦笑)

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