板宿市場(板宿西部市場・板宿東部市場・板宿南部市場・板宿きたいちば)
板宿地区の4つのアーケード商店街(板宿本通商店街・銀映通商店街・新町通・板宿センター街)に囲まれた市場群。一部再開発に伴って閉鎖されている部分もあるものの、現在もその歴史を色濃く残している。
板宿西部市場から中へ。西部市場・南部市場はリニューアルが施されており、比較的小綺麗なアーケードや商店群が整備されている。
全体的に落ち着いた雰囲気が広がる。戦後の闇市を拠点とし、1946(昭和21)年に市場として設立されたという建物群。この渋い風景が歩いていて実に面白い。
続いて板宿東部市場へ。こちらはリニューアルも施されておらず、営業しているお店もほとんどない。おかげさまで先ほどよりもさらに渋い風景が広がっていた。北側エリアで現在再開発が行われているが、この状況では南側にも再開発の魔の手が伸びるのも時間の問題なのかもしれない。
板宿きたいちばへ。板宿きたいちばだけは他の市場とは完全に独立した存在となっており、他の市場とは明らかに異質な光景が広がっていた。どうやらこの板宿きたいちばは他の市場よりも遅れて整備された市場になるようで、実際歩いていても妙に後から建設された雰囲気を感じることができた。そういえば東部市場・西部市場・南部市場はあるのに北部市場ではなく「きたいちば」なんですね。実に不思議な話です。
板宿文映通商店街
板宿センター街の西側、県道22号線との境に位置する小規模な商店街。「文映通」という名称は近隣にあった板宿文映という映画館から取っている模様。先述した「銀映通商店街」と同じ経緯だが、残念ながらこちらも1970年ごろに閉館・解体されてしまっている。
100mにも満たない小規模の商店街である文映通商店街。とはいえ、最近も「神戸ラーメン第一旭」が開業するなど、それなりに活性化は行われている模様。規模は小さいですが、頑張って欲しいものですね。
板宿東センター通り
その名の通り、板宿センター街の東側に位置する商店街。全体的に規模の小さい商店街で、お店の数も少なく、住宅が多いことから全体的にのんびりとした雰囲気が漂っている。
圧倒的に住宅が多く、人通りも少ないこの板宿東センター通りだが、現在も多くは無いがお店が並んでおり、商店街らしい風景が少しではあるが残されている。全盛期はどんな感じだったのか、気になるなあ。