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千林商店街のその逆側「千林大宮商店街」っていったい何があるの??

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大阪市旭区の「千林商店街」がまあスゴい商店街だということは当サイトでも腐るほどお伝えしてきているのだが、千林地区にはそこに付随するような形で多数の商店街が立地しており、全てをお伝えしようとするとそれだけで論文が1つ書けてしまうほどのボリュームになるというから何だか驚きを通り越してもう笑うしかない。

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千林大宮商店街

さて、今回やってきたのはその千林地区にある商店街のうちのひとつ、「千林大宮商店街」である。地下鉄谷町線「千林大宮」駅と千林商店街とが接続する交差点のすぐ向かい側に位置している商店街であり、千林地区の商店街としては比較的わかりやすい商店街のひとつだ。

千林の名前、借りまっせ!「千林大宮商店街」

千林大宮商店街

千林大宮商店街は、大阪市旭区大宮に位置する商店街だ。地下鉄谷町線千林大宮駅から西側に約500mほど続いて商店街が続いており、東端で「千林商店街」、西端で(正確には西端から少々離れているが)「旭通り商店街」と接続している。千林地区にないのに「千林」という地名を名乗っているのは地下鉄の千林大宮駅に接続しているからなのだろうか、それとも単に千林商店街の名を借りているだけからなのだろうか、そこはよくわからない。

千林大宮商店街

さっそく商店街の中へと入っていこう。向かい側の千林商店街とは異なり、アーケードは存在せず、日の光がダイレクトにあたるのが特徴となっているこちらの商店街だが、多くのお店で栄える千林商店街とは異なり、こちらはややお店も少なく、「寂れている」とまではいかないものの、活気のある商店街とはいえない状況だ。

千林大宮商店街

しかし、お店がないのかというと決してそんなことはなく、千林商店街のおこぼれにあずかっているのか、それなりの数のお店が営業を続けている。そしてそんなこともあってか、この千林大宮商店街を構成するお店は飲食店や和菓子店等となっており、「食べ物を扱っているお店」の割合が他の商店街と比べて極めて高い。千林商店街は商店街の規模の割に飲食店が少ないという変わった特徴を持っているのだが、それをこの千林大宮商店街で補っている状況だ。商店街としての生き残りを懸けるという点では非常に賢い戦略なのかもしれない。

千林大宮商店街

もちろんすべてのお店が食べ物の関係のお店であるということはもちろんなく、中にはこんなキレイなビルも建設されていた。どうやらこの施設には病院と薬局が入居しているようで、おそらく再開発によって建て替えられたビルにあたるのだろう。でもやっぱり病院もアーケード商店街内にはほとんど立地していないし(Googleマップで確認したところ1軒のみ)、結局目指すところは同じだったりする。

千林大宮商店街

しかし、やはり全体的には食べ物を提供しているお店ばかりが目立つ。八百屋、果物屋、居酒屋、和菓子屋・・・ 確かに差別化が重要であることは認めるが、八百屋や果物屋あたりは千林商店街の方でも実際よく見かけるし、おそらく単に需要があるから営業を続けていられるのかもしれない。いずれにせよ、お店が営業を続けられる、そしてそこにお客さんが集まるということはもちろん良いことに他ならないので、これからもぜひ頑張っていただきたい、そう感じた。

千林大宮商店街

とはいえ、商店街全体を見てみるとその状況は良いとはいえないようで、賑わっているお店もちょこちょこ見られはするものの、全体的には寂しさが目立つ光景が広がっていた。駅前ということもあり、通行客こそ多いものの、その効果が全体に広がっていないようだ。駅前にあるということは、電車に乗って地下鉄に乗って梅田や天王寺に行くという選択もできるわけだし、逆に辛い部分もあるのかもしれない。

千林大宮商店街 神徳

なお、この千林大宮商店街にはいまどきの商店街としては珍しく、銭湯も完備されている。「21世紀の公衆浴場 神徳温泉(しんとくおんせん)」と名付けられたこの銭湯は、大阪市内では珍しく全ての湯に軟水が使用されており、そんな経緯もあってか1999年度、大阪市民が選んだ「こだわりの店」に認定されるなど、地域から信頼される温泉となっている。また、お湯のほうもこれまた多数の種類がそろっており、露天風呂はもちろん、気泡浴や寝風呂、超音波風呂、そして薬湯に至るまで、実に多数の温泉が完備されている。しかも公衆浴場ということもあり、お値段なんと大人450円。そりゃお客さんも来るって。

千林大宮商店街

商店街の終点までやってきた。こちら側の入口は斜めに設置されており、少々特異な光景が広がっている。正面以外から見れるので良いとするべきなのか、それとも中途半端とするべきなのか、なんだかよくわからない。

千林大宮商店街

千林大宮商店街

しかしそれにしても飲食店多いな・・・。確かにそれぞれの個性を出していくこと、他の商店街と差別化を行っていくことは非常に重要なことではあるのだが、なんだかここまで来てしまうと共倒れにならないのかと逆に心配になってしまう。飲食店には厳しい状況が続いていますが、本当に頑張っていただきたいものです。

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